TOSHI-LOW(BRAHMAN)、加藤ひさし(THE COLLECTORS)、キヨサク(MONGOL800)らによるスペシャル・プロジェクト「THE HUMAN BREATHS(ザ・ヒューマンブレス)」が、復興チャリティソング『ひとりじゃないよ』をリリースすることが決定した。作詞・作曲は箭内道彦。編曲・プロデュースを亀田誠治が担当する。
プロジェクト名の「THE HUMAN BREATHS(ザ・ヒューマンブレス)」は、2012 年 9 月 19 日にリリースされ、現在も歌い継がれる『Two Shot』のアーティスト名義である「THE HUMAN BEATS(ザ・ヒューマンビーツ/キヨサク、Mummy-D、箭内道彦、亀田誠治)」に続く形で名付けられた。「Two Shot」は、楽曲の販売によって得た利益の全額を、あしなが育英会「あしなが東日本大震災・津波遺児募金」に寄付を続けているが、今回の THE HUMAN BREATHS による『ひとりじゃないよ』の全利益は、4 月に発生した熊本地震の被災地で支援活動を続ける特定非営利活動法人「幡ヶ谷再生大学復興再生部」に寄付される。『ひとりじゃないよ』を歌う THE HUMAN BREATHS は、『Two Shot』を歌う THE HUMAN BEATS の、いわば兄弟プロジェクト的位置付けとなる。
楽曲は 7 月 27 日(水)、配信限定で音楽配信サイトレコチョクからリリースされる。
ジャケットヴィジュアルは、「予定」シリーズのイラストレーションも手がけ続けるイラストレーター大塚いちおが描き下ろした。
アートディレクションを箭内道彦が担っている。
日本を代表する孤高のハードコア/ロックバンド、BRAHMAN のヴォーカリストであり、OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND のギター/ヴォーカル。日本での活動のみならず、ヨーロッパやアジアなど海外でのライブも数多く行い、己の肉体を極限まで魅せるステージングかつ圧倒的な存在感でオーディエンスを魅了。2011 年 3 月に東日本を襲った震災以降、その迅速な決断と行動によって、多くのミュージシャンやバンドへの影響を与えている。また、2015 年 9 月に起きた茨城・栃木の豪雨災害、2016 年 4 月の熊本地震への支援も迅速に行い、現在もヒューマニズムあふれる支援活動を継続中。
1986 年に結成され、今年で 30 周年を迎えたバンド「THE COLLECTORS」のVo。1987 年に「僕はコレクター」でデビューすると同時に、ブリティッシュロック、サイケデリックなどのエッセンスを取り入れたサウンドが話題を集め、日本のモッズシーンを代表するバンドとして認知される。2015 年 9 月に 21 枚目のオリジナルアルバム「言いたいこと 言えないこと 言いそびれたこと」をリリース。
ポップなメロディと洗練されたアレンジ、激しいライブパフォーマンスはモッズの枠を超えて多くのロックファンの支持を集め、今もなおシーンの第一線で活躍し続けている。
沖縄出身の3ピースバンド MONGOL800 のヴォーカル&ベース,そして楽曲の作詞・曲を担当。生まれ育ち現在も生活の拠点である沖縄から発信する自然体の言葉、平和を願うメッセージが多くの人々の共感を呼び、熱い支持を得ている。
近年は、ソロ活動として他アーティストへの楽曲提供やコラボレーションなどへも積極的に参加。2010 年、自らを中心とするセッション集団「The NO PROBLEM's」を始動。また、単身ウクレレ片手に「UKULELE GYPSY」として弾き語りライブなどもゆるりと活動中。2014 年に結成された加山雄三率いるプロジェクト「THE King ALL STARS」のメンバー(Vo)としても活動するなど、枠に囚われない柔軟なスタンスで、さらなる音楽活動に広がりをみせている。
音楽プロデューサー/ ベーシスト。1964 年、ニューヨーク生まれ。これまでに椎名林檎、平井堅、スピッツ、GLAY、いきものがかり、東京スカパラダイスオーケストラ、秦 基博、JUJU、大原櫻子、赤い公園、GLIM SPANKY、片平里菜など数多くのプロデュース、アレンジを手がける。2004 年に椎名林檎らと東京事変を結成、2012 年閏日に解散。2007 年と 2015 年には日本レコード大賞、編曲賞を受賞。2013 年から音楽教養番組『亀田音楽専門学校』(NHK Eテレ)がシリーズ放送され、また J-WAVE『BEHIND THE MELODY~FM KAMEDA』のナビゲーターを務めるなど、様々なフィールドで音楽を届ける活動を続けている。
クリエイティブディレクター。1964 年福島県生まれ。博報堂を経て、2003 年『風とロック』を設立。タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE.」、リクルート「ゼクシィ」ほか数々の広告を手掛ける。東京藝術大学美術学部デザイン科准教授、「渋谷のラジオ(FM87.6MHz)」理事長、「月刊 風とロック」発行人・編集長、福島県クリエイティブディレクター、2011 年紅白歌合戦に出場した猪苗代湖ズのギタリストでもある。
MONGOL800 のキヨサク、RHYMESTER の Mummy-D、クリエイティブディレクターの箭内道彦、そして音楽プロデューサーの亀田誠治の4 人から始まったスペシャル・プロジェクト。
2012 年 9 月、音楽のジャンルも、活動のフィールドも異なる 4 人が、同じ思いを持ち寄って、THE HUMAN BEATS の名に相応しい鼓動を形にした作品「Two Shot」をリリース。あえて著作権登録をせず、“詠み人知らず”の、開かれた楽曲として放たれ、さまざまな形で世の中に拡散。「マガシーク」「はごろもシーチキン」の CM 楽曲にも起用された。収益のすべてをあしなが育英会「あしなが東日本大地震・津波遺児募金」へ寄付している。
公式サイト:http://two-shot.jp
宮城県石巻市での公園作りや福島県いわき市での無農薬野菜栽培のお手伝い、茨城県常総市での T シャツ再生大作戦、熊本県南阿蘇村での除草作業など、全国各地で起きた災害現場でアーティストと連携した迅速なボランティア活動を展開している。楽しく行動し学ぶことで一人一人が自分自身の生き方を見つめなおし、それぞれの人間再生のきっかけに幡再の活動がなれたら、やがてそれが社会や未来にもつながっていくという想いをもちながら現在も活動進行中。
公式サイト:http://hatagaya-saisei-univ.jp/rebirth/
“日本三大かたちの変なボーカル” に、すごい優しい曲っていう、俺にあんまり合わない曲を無理矢理歌わされたわけですが、結果3人の声が合わさるとすごくいい感じで不思議な曲だなあと…。今回の収益は、自分がやっている NPO「幡ヶ谷再生大学復興再生部」に寄付されます。熊本にも足を運んで現地の状況も見ている中で、一円も無駄なく使わせていただこうと、改めて思います。こうやって実現できるのは、信頼できる亀田誠治がいて、箭内道彦がいて、エンジニアの渡辺省二郎がいて、そして信頼できるボーカルがいるから。疑う力ではなくて信頼する力をどんどん広げ、新しいものを作るという意味で、歌にはまだ力が残されています。この歌を通じて信頼する力が、次の世代や、福島や熊本以外の地域にも広がればと思います。
- TOSHI-LOW
本当に人って助け合いです。日本だけじゃなくて、世界中に助け合いが必要。今はインターネットで世界と繋がれるけど、人の温かさや助け合いのこころも届けていきたいですね。そんなきっかけとなる一曲になればと思って、参加させていただきました。
- 加藤ひさし
また1つみんなで歌える歌が増えました。
牧歌のように素朴で叙情的な詩。故郷、古里って言葉より「地元」って言葉が何となくしっくりきます。
こそばゆい所に惜しげもなく優しい言葉をかけてくれる「Two shot」の兄弟みたいな歌。
良い意味でクセしかない素敵な歌い手の、心を込めた歌の呼吸と鼓動が響きますように。
- キヨサク
『ひとりじゃないよ』は、『Two Shot』にある「やさしくなって強くなって長生きをしたい 君がつらい時は今度は僕が助けに行くよ」から続く歌。2011 年の福島に『I love you & I need you ふくしま/勝手に熊本版』(https://www.youtube.com/watch?v=e33upwh10rE)を届けてくれた熊本への思いもここにあります。THE HUMAN BEATS と THE HUMAN BREATHS、“鼓動”と“呼吸”の兄弟。
- 箭内道彦
箭内さんから今回の話をいただいたとき、『Two Shot』から 4 年経ったいま、また新たなミュージシャンたちの絆で、メッセージを伝えていくことができるのは、すごくいいことだなと思って「絶対やらせて!」と、すぐに引き受けました。今回の『ひとりじゃないよ』は、『Two Shot』と同じバンドメンバーでレコーディングしました。ギターやドラム、ベース、ピアノ、全てに思いが込められていて、とても温かい演奏になっていると思います。
- 亀田誠治